新田さんは、昨年の国連レポートによれば、2030年までに達成できる見込みのSDGs目標は世界全体で18%だが、評価の幅を広く捉えれば66%と示されるなど、受け止め方で数字が大きく変わることを紹介。「今後の行動で未来は変えられる」と語りました。日本は世界有数のSDGs認知国ですが、飢餓やジェンダー平等、気候変動、持続可能な経済循環など、まだまだ課題が残っているとし「SDGsの進め方に正解はなく、日々の消費や選択を含め自分ごととして行動するのが大切」と強調。また、次の国際目標づくりに主体的に関わる重要性も訴えました。
富山市SDGsウイークのメインイベントである富山市SDGs推進フォーラムが、オーバード・ホール中ホール(富山市牛島町)で開かれ、取り組み発表やトークショーなどが実施されました。
登壇者は、普段からの一人ひとりの行動が、地域の未来につながっていくと語りかけました。
会場に集まった約300人は、熱心に話に聞き入りました。
新田英理子さんがSDGsの現状を解説した
富山市の取り組みを紹介する藤井市長
藤井市長は、市の歩みと展望を語りました。SDGs未来都市とやまとしての取り組みやCOP30に参加したことを紹介し、「一人ひとりが自分なりの一歩を踏み出すことが大事」と呼びかけました。2027年度から始まる第3次総合計画では「幸せ日本一のまち・とやま」を掲げて14の政策分野を設け「市民の意見を反映し、子どもたちに誇れる明るい未来を築く」と決意を語りました。環境分野では、再エネ活用や資源循環推進で快適な生活環境を守ると強調。結婚・出産・子育て分野では、若者が将来に希望を持ち、安心して家庭を築き子育てできる切れ目のない支援体制を整える方針を示しました。
取り組み発表をした堀川小6年の児童たち
「総合的な学習の時間」で学んだ成果を発表しました。海洋プラスチック問題を知ったことで、海岸清掃やリサイクル、マイバッグ使用など、自分にできる行動を実践していると紹介。また転倒した高齢者を助けた経験からユニバーサルデザインに関心を持ち、多様な人が安心して暮らせるまちづくりの必要性を実感。「将来を担う一人として、誰もが幸せに生きられる社会を目指したい」と結びました。
杉浦さんのトークショー。MCは富山市出身のフリーアナウンサー石本沙織さんが務めた
トークショーには5子の父親でもある杉浦太陽さんが登場しました。子育てのテーマでは家族と過ごす時間に触れ、「結婚当初は家事や育児を『手伝う』感覚だったが、今は妻の一日の流れを理解して波に乗る、『一緒にやる』意識に変わった。ママの笑顔が家庭の空気をつくり、それが子どもにも伝わっている」と紹介しました。家庭菜園や釣りを通して命をいただく意味を伝え、魚を一緒にさばき海の清掃にも参加しているエピソードを披露。経験を通して子どもたちの意識が変わり食品ロスも減らせるとし「家族で囲む食卓の積み重ねが未来やSDGsにつながる」と訴えかけました。
子どもたちに残したい未来についてクロストークを展開
クロストークでは杉浦さんと藤井市長が軽快なトークを繰り広げました。富山市出身のフリーアナウンサー石本沙織さんが進行を務めました。
富山市の子育て支援策についてお問い合わせ
富山市企画管理部企画調整課
TEL: 076-443-2010 076-443-2010 / FAX: 076-443-2170