富山の未来をいっしょにつくる。

富山市SDGsウイーク
期間:1月27日(土)~2月4日(日)

24年1月27日から2月4日にかけて、
富山市SDGsウイークが開催。
市内各地で多彩なSDGsイベントが行われました。

SDGsユースミーティング2024
[会場] 富山市まちなか総合ケアセンター 
[主催] 富山市
SDGsユースミーティング2024
未来の自分 描いてみよう

「夢を見つける第一歩〜自分の役割を社会で見出してみる〜」をテーマに、県内の高校生と大学生ら16人が、将来の目標や実現のために必要なことを話し合いました。進行は、学生で、子どもの教育支援に取り組む「Teena Light」の山辺雄翔代表理事と松田耀之介理事が務めました。山辺代表理事は「ボランティア活動をきっかけに、社会問題と向き合う決意をした」と、自身のこれまでの歩みを紹介しました。

参加者は、山辺代表理事の話を踏まえワークシートに自分がなりたい姿を記入し、グループで共有。互いに質問し合いながら内容の深掘りを重ねました。最後に自分の目的を実現するためのアクションプランを宣言書に記入し、発表を行いました。富山国際大付属高の古瀬優さん(1年)は「宣言書を家族に見せ、目標を知らせることから始めたい」と話しました。

「BOSAI」をまなぼう
[会場] 富山市まちなか総合ケアセンター 
[主催] 富山県防災士会
「BOSAI」をまなぼう
能登半島地震から教訓

富山県防災士会は、まちなか総合ケアセンター(富山市総曲輪)で防災講座を開催し、参加者は防災への備えについて学びました。

講師の村上綾子県防災士会理事は、「能登半島地震」が起こった際の富山市内、氷見市内の避難所の様子を説明。開設から間もない避難所では、物資が揃っていない可能性があることや自分にとって必要なものを準備しておく必要性など、日常の備えが重要だと説明しました。

また原田隼輔さん(富山大学大学院)が登壇し、雪害に備えるため富山大学周辺にシャベルを設置した「ふらっとシャベル」の取り組みを紹介。参加者は、さまざまな災害に対策しておくことの必要性を学びました。

講演に参加した島田和寛さんは「能登半島地震を経験して防災の必要性を痛感した。日常時でも活用できるフェーズフリーな防災用品を準備したい」と話しました。

ACE講演会&オリジナルワークショップ
「おいしいチョコレートの真実」
[会場] Humming Bird 
[主催] Humming Bird
「おいしいチョコレートの真実」
身近なチョコレートからフェアトレードを学ぶ

チョコレート専門店「Humming Bird」(富山市総曲輪)は、カカオ生産地の貧困や児童労働について学ぶ講演会とワークショップを開催しました。

ガーナやインドで子どもの児童労働問題に取り組むNGO団体「ACE」の田柳優子さんが講師を務め、アフリカやインドの農家を取り巻く児童労働の実態や、同NGOが行う児童労働のない農産物の生産と消費を広げる取り組みについて説明しました。

また、ガーナの農家と日本の家族の生活を疑似体験するワークショップでは、カカオ豆を作るガーナとチョコレートを消費する日本の間にある所得格差や、背景にある貿易の仕組みについて学びました。

ワークショップに参加した小川ひとみさんは「児童労働の現状を深く知る機会となった。消費者として、児童労働が関わっていない商品を選んでいきたい」と話しました。

大沢野・細入地域を考える会
[会場] 大沢野ウェルネスリゾート ウィンディ 
[主催] 宣長康久会
大沢野・細入地域を考える会
よりよい大沢野・細入に

ささづ苑などを運営する宣長康久会(富山市下夕林)は、大沢野・細入地域の未来を考えるイベントを開催、住民を中心に35人が参加しました。

会では、堺勇人環境市民プラットフォームとやま事務局長が講演。「SDGsとは何か」「どのような目標が設定されているか」などを説明。

その後のワークショップでは、グループに分かれ、大沢野・細入地域の課題をふせんに書き出して共有。空き家の増加やクマ被害への懸念、子どもが事故にあわないような道路整備や農業の担い手の確保など、参加者自身が日ごろ気になっている点を出発点に、議論しました。

大沢野地域で働く荒井康徳さんは「この地域は一人暮らしの高齢者が多い印象だったが、ワークショップでそれに関連した別の課題も発見できた。地域の関係づくりは重要と感じた」と話しました。

とやま会議
[会場] 新丸の内ビルディング hiraku 
[主催] とやま会議実行委員会
とやま会議
震災受け できること探る

富山市丸の内のhirakuでは「とやま会議」が開かれ、能登半島地震から約1カ月がたった中で、発災当時の動きやその後の影響、行動などについて事例紹介の場を設けました。

富山大学生の久高諒也さんは、1月1日の能登半島地震直後に同大学の黒田講堂に集まる学生の2次避難所として、自身が運営するコミュニティースペース「面白ベース」を開放した事例を、氷見市で旅館を営む青木栄美子さんは、被災者向けに行った炊き出しや風呂の開放などをそれぞれ説明。高岡市で「セカイホテル」を営む大野海さん、射水ケーブルネットワークアナウンサーの木村直樹さんからも事例を紹介しました。

主催のとやま会議実行委員長の松村吉章ジャパン・フラワー・コーポレーション社長は、震災直後1カ月にわたる、花木を通じた被災地支援の事例を話しました。

ボードゲームで楽しくSDGsを学ぼう!
Get The Point体験会
[会場] 富山市まちなか総合ケアセンター 
[主催] 富山市
Get The Point体験会
SDGs ゲームで楽しく理解

SDGsを楽しく学んでもらおうと、市ではSDGsのボードゲーム「Get The Point」の体験会を開催、小学生や保護者ら32人が参加しました。

同ゲームは、4人1グループに分かれ、化石燃料や木材、動物など6種類の資源カードを使用し、家や車、お寿司や本など10種のアイテムを作るもの。作ったアイテムごとにポイントが得られますが、回復しない資源もあり、チームで協力し合い得点を重ねます。参加者は、資源が限りあることを理解し、社会を持続させるためにどうしたらよいかなどを学習しました。ゲームを開発したすなばコーポレーション(東京)の門川良平社長は、「目標を決め、みんなで協力することが大事」と説明しました。

参加した塚田悠馬さん(小学5年)は「グループで協力し合い、楽しくSDGsを学ぶことができた」と話しました。

富山市SDGsアクションミーティング
[会場] Sketch Lab 
[主催] 富山市
富山市SDGsアクションミーティング
野生動物の生態知り 獣害防ぐ

「野生動物との共生を考える」をテーマに開かれたアクションミーティングでは、獣害や野生動物とどう生きるかを中心に、12人が理解を深めました。

野生動物保全学を研究する横畑泰志富山大学教授が、シカやイノシシ、クマの現状と課題について説明。県内の現状でのクマの駆除などは、個体数の維持に大きな影響がないと解説。人間と動物が一緒に暮らすうえでは、しっかりと被害対策を考えることが重要としました。

野生動物の狩猟や解体、販売などを行う石黒木太郎大長谷ハンターズジビエ代表は、「野生動物は『食用』の観点から需要が大きい。獣害を防ぐ観点では、様々なつながりを捉えた、より大きな視点が必要」と話しました。

富山大学大学院の福田朋寛さんは、獣害に触れながら「農作物の被害と山林保護の両立ができればよい」と期待を込めました。

6次産業化セミナー
[会場] 富山市まちなか総合ケアセンター 
[主催] 富山市
6次産業化セミナー
6次産業化へヒント見出す

農業だけでなく、加工や販売などをワンストップに行う「6次産業化」に向けたセミナーが開かれ、農業従事者など34人が参加しました。

市職員による食中毒予防などに関する講演では、食中毒の発生しやすい環境や予防策などを実際の事例に基づいて説明。

また市内でりんごを生産し、ロスになるりんごをジャムなどに加工して販売するMugi JAMの高波麦穂さんが登壇。高波さんは、他の事業者との連携や消費者からの声を参考に商品化した話題に触れ「自分で開発するだけでなく、ほかの方と協業するのも手」と説明。聴講者からは、施設や設備の導入、製造時の許認可など多くの質問が寄せられていました。

市内でねぎを生産する須藤玉枝さんは、「6次産業化を本格化させ、世界などに発信していきたい」と話しました。

「ひろがる」「もうかる」「役に立つ」
中小企業発展のためのSDGsセミナー
[会場] 富山市役所 
[主催] 富山市
中小企業発展のためのSDGsセミナー
自社事業にSDGsを

SDGsの担い手に企業の力は欠かせない一方、何から着手すればよいか悩む企業は少なくありません。市では、中小企業が自社事業にSDGsの視点を取り入れることを目的にしたセミナーを開きました。

第一生命保険生涯設計教育部フェローで、第一生命経済研究所主任研究員の大澤直之さんが登壇し、企業がSDGsに効果的に必要なことを「まなぶ」「しらべる」「おこなう」の3段階に分けて解説。また、「SDGs洗い上げシート」や「目標番号別の事例シート」など、何に取り組めばよいか分からないといった企業の課題を解消するアイデアも示されました。このほか、女性活躍推進や人材育成支援など、SDGsに関連した各省庁の施策なども紹介。

参加者からは「すでに進めているSDGsの取り組みを見直し、より効果あるものにしたい」という声も寄せられました。

セミナーで使用した資料は自由にダウンロードできますので、参考にしていただき、持続可能な企業経営につなげてください。(このガイドラインは、「SDGsは知ってはいるものの、何をやればいいのかわからない」と言った声にこたえるため、出来るだけわかりやすく、かつ効果的なSDGsへの取組みをまとめたもので、第一生命保険株式会社が、慶応義塾大学SFC研究所xSDG・ラボとの共同研究により作成したものです。)

【中小企業向けSDGsガイドライン】
スマート農業・次世代農業推進セミナー
[会場] 水橋ふるさと会館相山ホール 
[主催] 富山市
スマート農業・次世代農業推進セミナー
スマート農業本格化へ

水橋地区では国営農地再編整備事業が実施されており、新たな農業技術に関心が寄せられています。水橋ふるさと会館で開かれたセミナーには約50人が参加し、スマート農業や次世代技術の活用へ理解を深めました。

「『農業×ICT』を通じた地域経済の活性化や街づくりをめざして」と題し、NTTアグリテクノロジーの川嶋光さんが講演。農業分野で活用できる技術について解説したほか、野菜自販機導入による第一次産業課題解決につなげた事例や、自治体と連携し、産地形成につなげた事例を紹介。「地域のステークホルダーが意見を出し合うことで、できることがある」「地域の旗振り役がいかに引っぱっていくかが大事」と話しました。

また市は、担い手育成と収益力向上を目的に、通信環境の整備など準備期間を設けたうえで、2028年度から水橋地区でのスマート農業を本格導入すると説明しました。

SDGs‐ESD富山シンポジウム
[会場] Toyama Sakuraビル 
[主催] 富山ESD講座委員会
SDGs‐ESD富山シンポジウム
小中学生の活動を広げよう

持続可能な開発のための教育(ESD)に取り組む学校の活動を紹介するシンポジウムが開かれ、富山市内の小中学校が取り組みを紹介しました。

草島小5年1組は「人とのつながり」をテーマに、総合的な学習の時間に園児や高齢者と交流を深めていることを紹介。園児との交流ではコミュニケーションを取る難しさを感じながらも「思いやりの心を持ち、温かいつながりを育んできた」と話しました。

南部中生徒会は小さくなったチョークを再生させる教室や春祭り後の清掃活動を実施。「SDGsは難しいイメージがあるけれど、楽しそう、気軽に取り組めそうと気づいてもらうことで活動が広がっている」と強調しました。また堀川小と呉羽小も発表しました。

発表した4校に向け、市内外のオンライン参加校から質問や感想を伝える時間も設けられました。

心の健康づくり講座
「大人の発達障害の理解と対応」
[会場] 富山市保健所 
[主催] 富山市地域精神保健福祉推進協議会
「大人の発達障害の理解と対応」
発達障害の対応学ぶ

富山市保健所(富山市蜷川)で開かれた心の健康づくり講座では「大人の発達障害の理解と対応」をテーマに、約60人が理解を深めました。

麻生光男富山県心の健康センター所長が講師を務め、発達障害の概要や対処法について解説。発達障害のうち、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如・多動症)について、それぞれの特徴を紹介し、ASDは人とのかかわり方が主な症状で、ADHDは集中力や行動、衝動コントロールの問題と説明しました。

周囲の人達の接し方として、「本人の言い分を聞く」「命令ではなく、提案する」「具体的に説明する」など、周囲が特徴に応じた対応を心がけ、生活環境を整えることが大事だと話しました。

カーボンニュートラルオンラインセミナー
[会場] オンライン(Zoom) 
[主催] 富山市
カーボンニュートラルオンラインセミナー
オンラインで脱炭素を理解

富山市は2021年3月にゼロカーボンシティを表明、脱炭素に関連するさまざまな施策を進めています。このほど市は、あいおいニッセイ同和損害保険株式会社との包括協定に基づき、オンラインでカーボンニュートラルへの理解を深めるセミナーを開きました。

SDGsコンサルタントで、中小企業の支援などを行う中島達朗ふるサポ社長(東京)から、カーボンニュートラル社会を目指す背景や基礎知識、先行事例について説明。身近に取り組めるものをいくつか挙げたうえで、カーボンニュートラルのリスクとチャンスの理解や、ライフスタイルの変更が重要だと説明しました。

エネルギー管理士で富山ふるさと省エネ協会の九里桜子さんは、省エネの進め方や県内の省エネ事例、省エネ補助金について解説しました。

SDGsシネマ
「夢みる給食」プレミアム上映会&トーク
[会場] ほとり座 
[主催] ほとり座×PECとやま
「夢みる給食」プレミアム上映会&トーク
地域の有機食材を給食に

ドキュメンタリー映画「夢みる給食」の無料上映会とトークイベントがほとり座(富山市総曲輪)で開催。約80人が映画とトークを楽しみました。

有機野菜や地産野菜などを給食に取り入れた学校や保育園、自治体などを紹介する「夢みる給食」では、奮闘する農家などのシーンに、観客らは興味深い表情を浮かべていました。

上映後のトークショーでは、滑川市の学校給食に地域の有機食材の導入を働きかける古田貴子ごちそうプロジェクト代表と柿沢昌宏滑川市副市長、永井孝幸北陸近畿クボタ立山営業所長が登壇。有機の米や野菜を生産する際の苦労や課題などについて意見を交わしました。古田さんは「こうした上映会から、富山の給食がかわるきっかけになれば」と願いを込めました。

生涯現役・エイジレスに働くための研修会
[会場] 富山市保健所 
[主催] 富山市保健所
生涯現役・エイジレスに働くための研修会
よりよい働き方を実現

生涯現役・エイジレスに働くための研修会では、「ワーク・ライフ・バランスと健康」を題材に、慶應義塾大学総合政策学部の島津明人教授によるオンライン講演会が開催。企業の経営者や健康管理部門の社員ら約30人が参加しました。

島津教授は、近年共働き世帯の増加で、労働者は「仕事も家庭も」マネジメントしていく時代に変化しており、企業側も柔軟な働き方への理解や支援が求められるようになってきていると説明。そのうえで「仕事との距離の取り方が重要であり、余暇や気晴らしの方法にも目を向けることでいきいきと働くことができる」と話しました。

働き方改革に取り組む企業の事例発表もあり、越野智明丸文通商管理本部長が登壇しました。参加した石黒美和さんは「有給休暇も有意義な取り方があることがわかって参考になった」と話しました。

子ども未来フォーラム
[会場] オーバード・ホール 中ホール 
[主催] 富山市PTA連絡協議会
子ども未来フォーラム
地域でつくる子どもの未来

「子どもたちと考える富山市の未来」をテーマに開かれたフォーラムでは、約150人が教育環境の在り方について考えました。

元フジテレビアナウンサーの石本沙織さん(富山市出身)と藤井裕久富山市長が対談し、市内の小中学生が「未来の富山市」について考えた「子ども未来会議」を振り返りました。藤井市長は市で進めるイエナプラン的教育に触れ、「一人一人の発言を尊重し、子どもの意見やアイデアが発揮される自律と共生を重視する場を作っている」と説明。石本さんは「教員間の学び合いが活発に行われていることに驚いた」と話しました。

パネルディスカッションでは、多様な学びの場を議題に、宮田求北日本新聞社編集委員が進行。國香真紀子富山市小学校長会長、石動瑞代市教育委員、福田敬嗣市PTA連絡協議会運営委員らが学校再編や適正規模校について意見を交しました。

SDGs体験ワークショップ&ブース
[会場] オーバード・ホール 中ホール 
[主催] 富山市
SDGs体験ワークショップ&ブース
体験通し、SDGsを実感

フォーラムに先立ち開催されたワークショップには、多くの市民が参加しました。

なかたに印刷はバナナペーパーを使用したカレンダーやランタンづくり、富山国際大付属高校ユネスコ部は使わなくなったバナーフラッグを再利用したエコバック・ペンケース作りなど、ものづくりからSDGsを感じられるコンテンツを提供。

アサヒユウアスによるタンブラーへのお絵描きや明治安田生命保険の野菜摂取量チェック、花・souによるリサイクル材で作ったポットでの花育体験、ホームドライ富山の衣服回収など暮らしに身近なところから体験できるアクティビティに参加者は熱心に取り組みました。

あいおいニッセイ同和損害保険によるボッチャ体験、富山国際大子ども育成学部による富山市を舞台にしたSDGsすごろくなどユニークなブースもにぎわいを見せました。