障がい者アートとタイアップ
チューエツ
印刷加工を行うチューエツ(富山市上本町)は、障がい者アートを取り入れたカレンダーの制作に取り組んでいます。
同社は、アートの発信を通して障がい者が社会との接点を作る取り組みを行う障害者アート支援工房ココペ(高岡市伏木古府元町)の活動に共鳴。2024年版より同団体所属のアーティストが制作したアートを、全国の顧客向けに配布する卓上カレンダーに取り入れ始めました。色鮮やかで独創的な作品は配布先でも好評でした。
25年版は、今治タオルの製造工程で発生した残糸を配合した混抄紙(こんしょうし)を台紙に採用。環境にも配慮したカレンダーとして新たな付加価値を加えました。11月に開催されたアート展では、来場者の方に25年版の卓上カレンダーを販売しました。売り上げの一部はココペリに寄付されます。今後は、この取り組みに賛同する企業がノベルティとして使用できるオリジナルカレンダーの制作を計画しています。
この企画に携わった小笹一也さん、伊東ひとみさんは、「印刷を通して、より多くの方に障がい者アートの作品や活動を知っていただく機会が増えるよう協力したい」と語ります。