子育て世代に優しい職場
特定医療法人財団 五省会
西能病院などを運営する五省会(富山市高田)では、子どもの長期休みに利用できる学童保育を実施しています。
スタッフの就業時間に合わせて開設されるため、働く親世代にとって大きな支援となっています。子育て中のスタッフが「長期休み中に預ける場所がない」と悩んでいたことがきっかけで、6年前から始まりました。場所や運営方法は試行錯誤を重ね、現在は貸家を利用し、大学生や保育士資格を持つアルバイトを活用して運営しています。地域住民にも開放したところ、口コミで評判が広がり、今では利用者の約半数が地域住民です。法人本部主任の吉田純一さんは「悩みがひとつ減り、仕事にも集中しやすくなったようです」と学童保育が仕事の効率にも良い影響を与えたと話します。
産休・育休中の職員が情報交換できる「ママカフェ」も実施しています。育児の悩みを共有できるほか、職場の情報を知ることで復帰への不安を軽減し、スムーズな職場復帰のサポートにもつながっています。法人本部リーダーの小谷智子さんは「普段接点のない職員同士が仲良くなるきっかけになった」と交流の場としても活用できたと語ります。