クリーニングからプラごみ削減
ホームドライ富山
県内9店舗を構えクリーニング業などを行うホームドライ富山は、クリーニング後に「エコカバー」を使用することで、プラスチックごみの削減に努めています。
クリーニング店は、法律で洗濯後の衣服を店内で保管する際にカバーをかけるよう定められている一方、使用するポリエチレン包装のごみが多いことや、カバーがカビの原因となり衣服の保管に適さないなど多くの問題点がありました。同社は、通気性に優れ、店内での衣服の保管に適したエコカバーを開発し、2021年12月より自社店舗での利用を開始しました。衣服の返却は、専用のエコバッグに入れて引き渡します。中村達也取締役は「エコカバーの使用は、全店舗で年間1.5トンのプラスチックごみ削減に加え、衣服の適切な保管にもつながっている」と話します。
また、利用客が着なくなった衣服を回収し、自社でクリーニング後に無料配布や販売を行う取り組みである「クリクル」も実施しており、幅広くSDGsに取り組んでいます。「利用客の理解と協力があるからこそ実施できた。いずれは、この取り組みがクリーニング業界全体に広がってほしい」と話しました。