地域のにぎわいづくりなどに取り組むＮＰＯ法人・まちスポとやまは、レガートスクエア（富山市総曲輪）を拠点に、市民の交流をサポートすることに積極的に取り組んでいます。

地形に詳しい講師と市内各地を散策する「ブラとやま」は、10～80代が参加する人気イベント。田辺友也同法人専務理事は「歩くだけではなく、歩き〝ながら〟話を聞くなど、別の目的を設けることで、参加者同士で自然と交流が生まれる。多世代交流で心も体も元気になれるのでは」とメリットを話します。

23年11月に同法人などが開いた総曲輪レガートスクエア文化祭では、日本語学校の富山国際学院に通う留学生らが、防災のワークショップを実施。防災食に関するレクチャーや、青池学園の生徒らと段ボールベッドの設置体験などを行い、多くの参加者が集まりました。今後は留学生と連携してレガートスクエア内のサインをやさしい日本語や他言語でも分かるような取り組みを準備するとしています。

「市民が安心安全に暮らせるように企業、団体、行政が協力しあい、つながっていけるような活動にしていきたい」と田辺さんは力を込めます。