高齢者の事故減少へ
富山ダイハツ販売
富山ダイハツ販売は23年7月、高齢ドライバー向けのアプリ「MOGI」を導入し、店舗で認知機能検査を体験できるサービスの提供を開始しました。
現在75歳以上のドライバーには運転免許更新時に同検査が義務付けられており、県内での更新時にはタブレット端末を検査で使用します。同社で導入したアプリ「MOGI」は実際の検査同様の体験や練習ができるもので、短期記憶や空間認識などの認知機能やタブレット操作への不安解消、自身の認知機能の確認につなげています。タブレット端末に不慣れな参加者も少なくなく、「体験できてよかった」「難しかった」などの声が寄せられています。
同社は、高齢者向けに運動指導や安全指導、サポカー体験などの健康安全運転講座も定期的に開催しており、安全な運転技術の維持などに取り組んでいます。荻原道郎社長は「当社で取り扱う車両のユーザーは高齢ドライバーも多い。皆さんに生きがいを持ってもらうために、自動車ディーラーとして事故を減らすことが重要と考えた。SDGsには交通事故の半減なども含まれる。高齢者が安心・安全に運転できる環境づくりを進めたい」と力を込めました。