コーヒーで社会課題解決
一番町珈琲
昨年10月にオープンした一番町珈琲は、“サステイナブルコーヒー”を取り扱っています。店主の大浦英朗さんは開業にあたり、社会全体の流れがSDGsに向かっていると考え、日本サステイナブルコーヒー協会に入会。同協会の縁で、タイの少数派民族の自立と人権回復の手段として生まれたドイトゥンコーヒーや、環境・人権に配慮した農園で作られるアルトルナ、ブルーハなど、社会課題の解決に貢献する豆のみを扱っています。
またオープンにあたり、大浦さんは富山市SDGs推進コミュニケーターの認定を受け、人脈がさらに広がったといいます。自店のホームページには、SDGsの17ゴールに対応した具体的な行動を明示。「やるべきことを可視化することで、より積極的に取り組む動機付けになっている」と話します。
最近では、妻のマダリナさんの出身地・ルーマニアの伝統料理と富山の地元食材にサステイナブルコーヒーを盛り込んだ定食メニューも提供。「サステイナブルコーヒーを通じて、日本とルーマニアを融合した他にはない当店だけのオリジナルを発信し、地域活性化や社会課題の解決に貢献したい」と意気込みます。