子どもの未来 両親学級から
ボディセンス・インスティテュート
妊産婦とパートナーが一緒に妊娠や出産、育児について学ぶ場・両親学級。一般的に産院や自治体が主体となって開催していますが、一般社団法人ボディセンス・インスティテュートは、今年5月から「企業主導型両親学級」を開始しました。
コロナ禍で既存の両親学級が中止やオンラインになる中、ヨガ教室などを運営する同法人の高橋由紀代表理事が、妊産婦の不安解消につなげたいと企画。趣旨に賛同した民間企業12社の協賛で、全8回にわたる講座を開いています。親同士の家事育児分担の理解を深めるものや離乳食講座、やさしい赤ちゃんの抱き方などをレクチャーしました。7回目となる11月14日には6組の男女が参加し、赤ちゃんのセルフケア講座や母親向け働き方セミナーを受けました。こうした活動から両親の積極的な育児参加を促し、子どもの健康だけでなく、ジェンダー平等の実現などにもつなげたい考えです。
高橋代表は「今後は他の市町村でも開催を考えている。発達に課題がある子どもへの運動療法などを通し、誰にもチャンスがある社会を目指したい」とこれからの目標を語りました。