小学生とともに学ぶSDGs
前田建設
前田建設は、担当した大久保小学校(富山市)の耐震工事をきっかけに、「建設業が取り組むSDGs」について出前講座を開催。校内の工事が何につながっているか、児童が理解を深める場としました。
耐震工事やコロナ禍で学校活動が制限される同校の児童に、何かできることはないかと2021年に同社が企画。校外に出かける社会科見学の代わりに、校内の工事現場を見学することで建設業界がどのようにSDGsに取り組んでいるかを同社社員が講師となって実施しました。現場に設置されたごみの分別ボックスの意味や、耐震工事の目的や役割など事前に同校教諭と児童の発達段階や興味に応じてテーマを設定。説明やクイズ、映像などを通し学習する機会としました。
工事と講座を手掛けた前田誠社長は「児童がSDGsに詳しく驚いた。説明する社員たちも負けないようにと事前準備をしたことで、仕事の内容や目的が整理され、業務効率が向上したり、社員自身の理解が深まったりする機会にもなった。建設業に関心を持ってくれた児童も多く、出前講座の実施でこちら側が学ぶことも多かった。ほかの企業にもこうした取り組みが広まれば」と手応えを感じていました。