児童虐待防止に向け啓発活動
富山短期大学 学生有志
富山短大幼児教育学科の学生有志6人が、児童虐待防止を訴えるオレンジリボン運動に取り組んでいる。メンバーは富山短大幼児教育学科講師の明柴聰史さんのゼミ生が中心で、まずは児童虐待を地域や多くの人に知ってもらうことが重要と考え、啓発活動に力を入れている。
昨年11月の「児童虐待防止推進月間」には、ハンドボール日本リーグ女子のアランマーレの試合会場で、募金活動や運動のシンボルであるオレンジ色のリボンを作るワークショップを行ったほか、虐待防止について考えるオンライン子育て支援イベントを開催。また、大学構内に設置した募金箱などから寄せられたお金で、富山県立乳児院で暮らす乳児に絵本やダウンジャケットを贈る活動も行っている。
メンバーの同科1年の川原千歩さんは「虐待が身近にあることをまず知ってほしい。親子で参加できるイベントをしたい」と意気込み、同じく1年の水馬来楽さんは「地域住民やママたちがつながる機会をつくりたい。誰もが暮らしやすく、みんなで子育て支援できるような場所作りをしたい」と抱負を語った。