子どもと親の居場所つくる
不登校の子どもと親の会Switch
Switch代表をつとめる小澤妙子さんは、息子の不登校をきっかけに、2019年に会を結成した。親子でのお菓子作りや交流イベント、クリスマス会のほか、親同士が不登校について学び、情報交換を行う勉強会など子どもと親それぞれが安らぎや交流につながる活動を行っている。これまで決まった活動場所がなかったが、昨年5月から富山市大沢野地域にある旧小羽小学校を拠点とし、「子どもの居場所」づくりに取り組み、イベントや活動は県内の約70~80家族に案内し参加を呼び掛けている。
「不登校による学習の遅れや子どもの将来への漠然とした不安を抱いている親は多い」と小澤さん。参加した親からは同じ悩みを持つ親との交流を通じて「気持ちが軽くなった」と話し、笑顔で帰る参加者もいるという。
小澤さんは「学校へ行くのを押し付けるのではなく、子どもの気持ちに合わせることを大切にしている」と話す。これからは、子どもが楽しみながら夢中になることができるイベントを通じ、子どもの独創性や創造性を高める活動を増やしていく。