住民集い 駅周辺に活力

南富山まちづくりを考える会(富山市大町)

富山地鉄の南富山駅周辺地域の住民が主体となり、まちのにぎわいづくりや安心・安全な駅周辺空間の整備に取り組む「南富山まちづくりを考える会」を2016年に結成した。周辺の空き家や空き地の増加、通過交通量が多く高齢者や児童の安全を危惧する声の高まりなどを背景に、まちの魅力を向上させ居住人口の増加につなげようと、勉強会やイベントなどを実施している。

これまで、富山市が派遣するまちづくりアドバイザーの助言のもと、先進地の視察や有識者を講師に招いた勉強会のほか、今年7月、9月の開催につづき11月に「キッチンカー富山テイクアウトマルシェみらい応援プロジェクト」を開催。堀川小5年3組の児童が今年5月から授業で南富山駅をテーマに学習を進めてきたことから、同校と連携し、児童がマルシェの来場者に地域に関するアンケート調査を行った。また南富山駅周辺を子どもたちの学ぶ場と位置づけ、富山大や富山国際大などの教育機関との連携も深めている。松山朋朗会長は「人が集まれば活気が生まれる。今後も南富山の将来像を、住民を含むステークホルダと一緒に考えていきたい」と話した。なお、2022年3月には車両の通過交通を考える社会実験として、「食」を伴う市内電車南北開通2周年記念イベントの開催を予定している。

町内の子どもたちとワークショップを実施

松山朋朗会長

南富山まちづくりを考える会

所在地:
富山市大町173 北陸アート院内(事務局)
電 話:
090-8938-4611(松山)
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