アートをいかし課題解決目指す

富山大学SDGsサークル 緒‑itoguchi‑(富山市五福)

今年10月に結成したサークル「緒‑itoguchi‑」はSDGsをテーマにさまざまな地域課題に取り組んでいる。メンバーは富山大学の国際交流サークルで知り合った弥生一沙代表(人間発達科学部3年)と渡辺咲耶さん、皆川紬さん(ともに芸術文化学部1年)の3人。アートやデザインを通じて「地域課題にポジティブかつ美しく取り組む」をモットーに活動している。

主な取り組みは、フードロスの削減と、衣料や本、食のリサイクル、コンタクトレンズケースの回収の三つ。学内にコンポストを設置し、学内の食堂などで出た生ごみや落ち葉を混ぜてたい肥を生成することで花壇を整備する計画だ。また、衣料などのリサイクルを進めるため、出品してくれた学生に葉っぱの形にした紙にメッセージを記入してもらい、受け取る人には紙の裏側にSDGsへの思いを綴る。廃材でつくられたツリー型のオブジェにメッセージが書かれた紙を付けることで、アート作品としても楽しめるようにする。ほかに使用済みのコンタクトレンズケースのプラスチック部分をリサイクルする活動にも取り組む。

渡辺さんは「アートやデザインの力で社会に貢献したい」、皆川さんは「富山大学内にもっとSDGsの輪を広げ、メンバーを増やしたい」と話した。

廃材を活用したツリー型のオブジェ(イメージ)

メンバーの渡辺咲耶さん(左)と皆川紬さん

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