高校生と社会をつなぐ懸け橋に

学生団体NewTral(富山市)

県内高校生と社会人をつなぐ学生団体NewTral(ニュートラル)が今年7月に結成された。メンバーは高校生11人と大学生、社会人メンターの13人。これまで市長らとの意見交換会や学生同士のディベート交流会を開催し、SNSで考えを発表し合う取り組みを行ってきた。

今年9月に県内の高校生団体「Teena Light(テーナライト)」と合同で、藤井裕久富山市長や複数の県議と富山の課題について話し合う「富山県学生構想会議」を開催。「若者の県外転出と人口減少」をテーマに、メンバーは「大学の選択肢が少ない」「富山に戻りたいと思えるまちづくりを行うべき」などの意見を発表。藤井市長からまちづくりへの考えを聞いた。メンバーは地域の未来像について学んだほか、異なる世代や立場の人との対話の重要性を実感した。

代表の池田龍希さん(富山高校3年)は、「活動を通して、自分の考えを整理し、将来本当にやりたいことが見つかれば嬉しい」と話した。今後もさまざまな世代との対話を通じ、富山の活性化に取り組んでいく。

「富山県学生構想会議」に参加したメンバーら

池田龍希代表

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