環境配慮の野菜や食品を販売
トヤマファーマーズマーケット（富山市八尾町黒田）
障害者の就労支援施設を運営するフォーレスト八尾会は、鮮魚や野菜を販売する黒崎屋（富山市）、看板制作のハマ企画（同）と共同で、環境に配慮した農産品や加工品、エコ雑貨などを販売する「トヤマファーマーズマーケット」を開いている。今年7月に続き、9月26日にはカターレ富山と初めて連携し、ホーム戦に合わせて企画した。
同会の杉山久美子さんが滋賀県の福祉事業所を視察した際に、ファーマーズマーケットの試みを知り、富山市内で開催したいと考えた。SDGsの勉強会で知り合ったハマ企画に相談し、黒崎屋を交えて実行委員会を結成。農家や生産者の応援につながり、消費者に気持ちが伝わるマーケットを目指している。
9月のマーケットには有機栽培農家などの野菜や果物、手作りのパンやお菓子、エコ雑貨などを販売する23店舗が出店。カターレサポーターや家族連れら大勢の買い物客が出店者との対話や買い物を楽しんだ。「来場者には、生産者の思いやこだわりなど背景にあるものを伝えたい。活動を通じて生産者と地域の循環を育みたい」と杉山さん。今後も農家と消費者をつなぐ場として1年に4回程度の開催を目指し、取り組みを持続させていきたいと考えている。
実行委員会のメンバーと左伴カターレ富山社長（後列中央）
杉山久美子さん