「共感理解教育」を実践

星槎国際高等学校 富山キャンパス(富山市新富町)

目標

星槎国際高校富山キャンパスは、通信と通学を組み合わせた学校で、過去に不登校を経験した生徒、他の高校から転校してきた生徒らも通う。173人が在籍し、週5~1日まで生徒自身が登校日を決め、それぞれの目標達成に向けて学ぶ。学校に慣れるまでは、週1日からの登校や少人数での個別学習から始めることもできる。飯田良智キャンパス長は「一人一人に応じた学びができる学校スタイルが特徴」と話す。力を入れているのが、人を認める、人を排除しない、仲間づくりの三つの約束を掲げる「共感理解教育」。その理念の下、個々のペースに合わせた個性尊重の授業を通じ、関心のある分野の学びの進化を目指す。授業以外にも部活動や課外授業などを通して笑顔と勇気、自信を育んでいる。「偏差値ではなく、生徒の『変化値』を大切にしている」と飯田キャンパス長。大学・短大や専門学校への進学、就職など卒業後の進路は幅広い。

流しそうめん行事、紙芝居の読み聞かせ活動、まちなかでの物販、eスポーツ交流、よさこいなど、地域に溶け込んでのゼミや課外活動はコミュニケーション力の育成にもつながっている。11月にはSDGsの視点でアフリカのベナン共和国について調べ、遠く離れた国と日本、富山県のつながりについて学んだ。学習内容は全国の学習センターと結んだオンライン発表会でプレゼンし、広い視点で行動することの大切さを訴えた。飯田キャンパス長は「生徒の成長をかなえ、さらに地域に貢献する学校、環境をつくっていきたい」と力を込める。

高校の特色について語る佐々木宣泰 広報副部長と
飯田良智 キャンパス長(右)

富山駅でえごまを使った商品を販売する生徒たち

星槎国際高等学校 富山キャンパス

所在地:
富山市新富町1-2-3 CiCビル5階
電 話:
076-471-7472
URL:
http://www.seisa.ed.jp/toya/
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