SDGsを3ヵ年計画で学ぶ
藤ノ木中学校(富山市日俣)
藤ノ木中学校では、現2年生(160名)が入学した昨年4月から3カ年計画で「SDGsは未来からの宿題」と捉えて活動に取り組んでいる。
1年目はまずSDGsの17項目を理解。夏休みの課題で富山市内の企業がどのようにSDGsに取り組んでいるのかを調査。校外学習を実施し、市の協力で選んだSDGs推進企業・関係機関16カ所を訪問し、現状や課題などをレポートした。「NGOダイバーシティとやま」を訪問した生徒は留学生との交流を楽しみ、多文化共生を体感。「えごまプロジェクト」を見学した生徒は地域活性化や6次産業化について学んだ。
2年目となる今年度は、10月9日には校外学習として岩瀬浜の海岸清掃を行い、海の自然保護やゴミ分別などの理解を深める予定だ。
「1年目は何のことか解らなかった生徒も多かったが、最近は身近なことから行動しようという意識が浸透してきた」と2年担任の工藤純教諭。3年目となる来年は、生徒それぞれが目標設定し、日常のなかでSDGsを実践していく1年とする。