地域とつながる機会を増やす
光陽小学校(富山市二口町)
光陽小学校では、SDGsとESD(持続可能な社会の担い手を育てる教育)を組み合わせた指導計画を立て、家庭や地域と連携しながら環境学習やエネルギー学習、国際理解学習などを行っている。
その一つが「ESDパスポート」を使った取り組みだ。同校では全児童がこのカードを携帯。エコキャップ回収やゴミ拾いを伴った歩こう会、草むしりなどのボランティアに参加すると「1ボラン」というシールを獲得でき、カードに貼っていく。目標は15枚。子供たちはゲーム感覚でエコ活動や環境美化への理解を深めることができる。
自然愛護学習では、校内にあるビオトープで生態系を学んでいる。また、近所にある布瀬南公園に整備されたビオトープも地域の清掃・管理に4年生児童が協力をしている。
「学びを通して人やモノ、地域と積極的につながることを促していきたい」と岡崎佳子校長。今年度はコロナ禍の影響で座学中心になっているが、今後はできるだけ外で学ぶ機会を増やしていく予定だ。