自分ができることから実践を
倉垣小学校(富山市布目)
コロナの流行により、小学校では多くの行事が中止になった。しかし、倉垣小学校ではこの状況を「ピンチはチャンス」と捉え、SDGsを学ぶ時間に充てることにした。まずは、臨時休業中に教員の研修を行い、学校が再開した6月、「学校だより」でSDGsを紹介。総合的な学習の時間の一環として実践していった。
4年生は、地球温暖化防止に向けた活動「とやま環境チャレンジ10」に参加。通学路に落ちているプラスチックごみを拾い、分別処理することで、環境美化や海洋保全への意識を高めた。また6年生は、一人一人が関心のあるテーマについて調べ、分かったこと、自分ができることをまとめたレポートを作成。学校ホームページの「こどもリポート」コーナーでも発信を始めた。
深井美和校長は、「SDGsというと“何かやらなきゃいけない”と構える人が多いが、実は元々やっていることもたくさんある。子供たちにはこの活動を通して“世界の中の自分”という視点をもち、SDGsを自分ごとにしてもらいたい」と話す。