自助・共助・協働で地域守る
NPO法人 富山県防災士会
目標
SDGs取り組み開始:2020年4月
地域の防災や減災に取り組むNPO法人富山県防災士会は、SDGsの視点を取り入れ、会員や地域への理解と普及に取り組んでいる。日本防災士会の中でもいち早くSDGsの考えを取り入れた。2014年4月に施行された国の地区防災計画制度に基づき、より住民に身近な地区内の防災計画を行政や町内会、関係者と策定支援を行う重要な役割を担い、防災協働社会づくりを推進。富山市をはじめ、県内の市町村や教育機関、市民などを対象に年間160回を超える防災教育のほか、研修会や被災地の支援活動を実施している。現在会員265人のうち女性会員は55人で、女性の活躍の場づくりを目指し活動しやすい環境づくりにも力を入れる。
2017年からは学校安全アドバイザーとして会員が小学校や中学、高校などの総合的な安全対策の支援を行うなど、安全で安心なまちづくりに向けて子どもから大人までそれぞれの立場で防災意識の向上に励んでいる。地震や大雨など自然災害などにひとりひとりや団体、地域が一体となって、しなかやに対応するレジリエンスで持続可能な社会形成を目指す。
SDGsへの思い
保育園での防災絵本の読み聞かせの様子
「『自助・共助・協働』を理念だけでなく地区全体で実現するために、関係団体とのパートナーシップ、連携を柱に目指すベクトルを共有したい」と小杉邦夫理事長は語る。「今後もSDGsに関する取り組みを強化したい」