富山市は、地域や職場などさまざまな活動の場でSDGsを広め、自ら実践する「SDGs推進コミュニケーター」を養成。これまでに191人がコミュニケーターの認定を受けました。
10月6日に開かれた同講座では、13人が学びや意見交換を通して理解を深めました。一般社団法人環境市民プラットフォームとやまの堺勇人事務局長が講師となり、SDGs達成の必要性や17ゴールの概要を説明しました。
富山市SDGs推進コミュニケーターとして活動する、生前整理・不用品回収を行うCLEAN HERO代表の村井博昭さんも登壇。「すてないごみやさん」をコンセプトに掲げ、社会福祉協議会などを通じて、回収した物品を生活困窮者や外国人就労者、福祉施設に譲渡したり、低価格で販売する取組について話されました。
その後グループに分かれた参加者は、「耕作放棄地や空き家問題をどうにかしたい」「小児医療の充実を図ってほしい」「公共交通をもっと利用したいが料金が高い」など、それぞれが課題に思っていることを共有。解決に向けてどのように行動に移すかを考える機会としました。
参加者の村井周太郎さんは、「同じ課題意識を持った人の意見を聞き視野が広がった。今日学んだことを家族や周りの人にも伝えたい」と今後の取組に意欲を見せました。